リリックビデオを解剖する(前)Text by えむ
「リリックビデオ」という語のうちに含まれる多種多様なありようを詳しく分析して腑分けし、 ①実写映像の中に歌詞の文字を造形したオブジェ等が含まれる〈実写/単一レイヤー〉、
②実写映像と歌詞テロップなどを合成した〈テロップ/二重レイヤー〉、
③歌詞も含めてすべての映像がアニメーションもしくはCGで制作されている〈アニメーション/多重レイヤー〉に
3分類した上で、それぞれの「前史」にあたる映像表現を考察しています。
歌詞自体を「見る」ためのものとして表示させる作品を「映像先行型」、 歌詞を「読む」ための記号として表示させる作品を「楽曲先行型」と呼び分ける 日本ではボカロPVとか
最初期のトーキー映画として知られる『ジャズ・シンガー』は1927年に公開され、「お楽しみはこれからだ」と語り、歌う唇と音声の同期(リップシンク)が大いに話題を集めた。豪華絢爛なミュージカル映画は1930年代のハリウッド黄金期を支えた。 MVとリリックビデオが別である
長回し/複数カット
複数カット
カメラ
移動
再生速度
時間操作
やっぱボブ・ディランとにてるよね
実時間
歌詞の支持体
立体
立体の場合はあんまり読ませる気はなさそう
平面
混在
楽曲先行型と映像先行型